令和7年度 校長だより

日高特別支援学校との連携、はじめの一歩

7月25日(金)午後、県立日高特別支援学校から菱拓夢先生をお迎えし、電気科、電子機械科の有志生徒4名に向けて、特別支援学校の授業で使われている「BDアダプター」についてご説明いただきました。

「BDアダプター」とは、市販の電池で動くおもちゃをスイッチで操作できるようにするためのものです。特別支援学校の生徒さんが声を出して「ハイ!」と返事ができなくても、生徒さん自らスイッチを操作しておもちゃを動作させることで、生徒さんのコミュニケーション力を引き出し、自分の意思を表現することができます。BDアダプターの市販品は価格が高く、キットも販売されているのですが、はんだ付けが必要です。今回、たくさんのBDアダプターが必要となり、普段の実習の授業等ではんだ付けの経験のある本校の生徒に製作の依頼がありました。

「BDアダプター」(左:キット 右:完成品)

そこで、ただ生徒がはんだ付けして製作するだけでなく、BDアダプターを使用する目的の理解を深めるために、生徒に向けてご説明いただいたのでした。

その後、生徒たちははんだ付け技術を活かして、BDアダプター製作に取り組みました。当初は、製作の手順を確認する程度を想定していたのですが、有志の生徒たちははんだ付けが得意(?)だったようで、今回、用意してあった約60個のキットをすべて完成させました。来校いただいた菱先生も大変よろこんでいらっしゃいました。

今回は、先方にご用意いただいたキットを製作するという内容でしたが、今後の連携の「はじめの一歩」になればと思っています。

工業系高校で勉強している生徒がその知識や技術を使って、お近くの特別支援学校でお困りのことを解決していく、まさに「探究活動」だと思います。県内でもすでに工業系高校と特別支援学校が連携して教材を製作するような取組みが行われています。ぜひ、本校・狭山工業高校でもそのような取組みが継続的に実現できればと思っています。今後の連携の取組みに期待しています。