保健環境部より 避難所運営ゲーム(HUG)を実施しました
先日、狭工教職員の防災研修として講師の方をお招きし「避難所運営ゲーム(HUG)」を体験しました
災害支援・防災教育コーディネーター/社会福祉士 宮﨑 賢哉 様
「避難所運営ゲーム(HUG)」とは、静岡県が開発した避難所運営を考えるための図上訓練です。
大きな災害が起こり、自分たちの職場が避難所として運営されることになった場合に
どのように避難所を運営していくのか、というのを疑似体験できます
まず初めに…
校舎の配置図を見ながらグループで話し合い、避難所を運営するための最低限のルールを決めます。
(どの教室を開放するか、駐車場はどこか、など)
講師の方によると、ルールは10くらいにおさまるといいそうです
細かすぎず、それでいて誰もが納得できるような最低限のルールが必要ということですね!
ちなみに、私たちのグループで決めたルールは…
・メイン避難所から離れた教室等は極力使用しない
・中長期の避難かそうでないかでエリアを分ける
・ペット連れには優しく などなど!
また、災害発生日の設定も確認
今回の設定は “季節は秋、雨が降っている、ライフラインは使用できない”というものでした
準備ができたらゲームを開始します!
ゲームの流れは以下のようになります
① カードに書かれた情報を読む
② 話し合い、避難者をどこに配置するか決める
③ 縮小した図に、カードを置いていく
これらを出来るだけ迅速に行い、最後に振り返りをします。
※ カードには、家族構成や住居崩壊の程度、持病の有無など、避難者の詳しい情報が書かれています。
※ イベントカードには、自治体からの指示や起こりうるトラブルなどが書いてあり、その都度どのように対応するか結論を出します。
配置を決めたら、避難所となる場所(今回は体育館や教室)の図上にどんどん置いていきます
※ カード1枚分が避難者1人分のスペースになります
グループごとに進度や使用する教室が異なるので、とても興味深い…
今回、このHUGを体験し、決断することの難しさ、準備しておくことの大切さを実感しました
また、配慮が必要な方々への対応などは自分だけでは気付けないことも多く、
様々なパターンを想定して、その都度話し合うことも大切だと感じました。
狭工の教職員も、もしもの時に狭工生や地域の方々を支えられるよう、備えていければと思います。
とても有意義な研修となりました!
講師の宮﨑 賢哉 様 お忙しい中お越しいただき、どうもありがとうございました