校長日誌

狭工の秋、実りの秋 ①

「狭紅茶プロジェクト」発酵機自動制御に成功しました!

電子機械科課題研究「狭紅茶・イベント班」は、台風接近の影響で1週間遅れとなった今年最後の茶摘みを10月8日に行い、その茶葉を、今年度新たに開発した、温度・湿度を自動制御する発酵機で発酵させることに見事成功しました。

▼茶摘みの様子

夏を過ぎると茶葉が硬くなってしまうため、東阜横田園常務様の御指導の下、今回は、若くて柔らかい葉だけを厳選する「一芯一葉」という贅沢な摘み方で、3.5kgの茶葉を収穫させていただきました。

これを自校製作の萎凋機で一晩かけて萎れさせ、10月9日に加工作業を行いました。

まず、優しい力で1時間、じっくり丁寧に手揉み。

これを新開発の自動制御発酵機に入れます。

▼発酵機の外観と内部

生徒がアーク溶接でフレームを作り、気密性を向上させた改良型。

内部のセンサが温度と湿度のデータをコンピュータに送り、ヒーターとファンを自動でON/OFFすることで一定の条件を保ち続けます。

▼発酵機のモニター

90分間、最適な条件を見事に保ち、ムラなく発酵させることができました。

 知りうる限り、市販品のないこの発酵機。本校オリジナルの技術です。

今回の成功を受け、製品化への道筋も見えてきました。

紅茶の方も、横田園常務様によれば、10gあたり1500円でも安いくらいの出来栄えとのこと。

乾燥させると、元の茶葉の5分の1の重さになるそうなので、完成品はおそらく700gほど。

すると、これだけで10万円を超える市場価値ということに。

中間考査後に包装作業を行い、イベント等でこの高級紅茶を気前よく無償配布することになります。

▼発酵後の「狭紅茶」